だいじょうぶ~みっちとなっちの物語~

ライフストーリー制作ワークショップ

お絵かき書道家えつこ

「自分の人生のテーマを物語にして伝える」ワークショップを開催しています!

ワークショップ参加者の制作した物語をアップいたします。

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だいじょうぶ~みっちとなっちの物語~

 

みっちとなっちは 森にすむ くまの兄妹です。

でも みっちとなっちには お父さんしか いません。

なぜって みっちとなっちのお母さんは、なっちが生まれるときに 死んでしまったからです。

 

だから

 

みっちとなっちには お母さんがいないのです。

 

 

それから もう一つ 困ったことが ありました。

妹のなっちは 生まれた時から 足が動かないのです。

 

そして なぜか ひとりだけ 体の色も お父さんやみっちと ちがって、うすい灰色を していました。

 

みんなと ちがう からだ。

みんなと ちがう いろ。

 

だから なっちは ずーっと おうちの中で 過ごしているのです。

 

 

なっちは いつも お父さんや お兄ちゃんのみっちに 助けてもらっています。

ごはんを はこんでもらったり、トイレに つれていって もらったり。

 

いつも いつも なっちは たすけてもらって ばかりでした。

お父さんは あまりお話はしてくれませんが おしごとで つかれている時でも なっちの おせわをしてくれます。

 

お兄ちゃんのみっちは 本も読んでくれるし

ときどき お花も つんで 帰ってきてくれます。

 

みっちは ほとんど おともだちとも あそばずに なっちのために 家にかえってきてくれるのです。

 

 

お父さんも お兄ちゃんもなっちのために むりをして がまんして たすけてくれている。

そのことが なっちには かなしくて くるしくて しかたありませんでした。

 

お父さんにも お兄ちゃんにも なっちは たすけて もらう ばっかりなのに。

 

それなのに なっちは ときどき わがままを 言ってしまいます。

 

 

「もう! これはキライだって 言ったでしょ? こんなの あたし 食べないからね!」

 

「おにいちゃん。 もう そのお話 聞きたくない。 ちがう本を 読んで」

 

つい いらいらして おこって しまう なっちに みっちは かなしそうな顔をして

 

「ごめんよ…」

と言うのでした。

 

 

 

みっちが かなしそうな顔で 部屋を 出ていくと なっちは いつも ひとりで 泣くのです。

 

どうして あたしは こんなくまなんだろう。

 

自分のことも ちゃんと できないくせに

 

いつもいつも お父さんや お兄ちゃんを 困らせてばかり。

 

あたしなんて いなきゃ よかったのに。

 

どうせなら あたしが 死ねばよかった。

 

お母さんじゃなくて あたしが 死ねばよかった。

 

お母さんじゃなくて あたしが 死んでいれば あたしが死んで お母さんが 生きていれば

 

お父さんも おにいちゃんも もっともっと 幸せだったはずなのに。

 

 

どうして あたしじゃ なかったんだろう。

どうして あたしは いきてるんだろう。

迷惑を かけるだけの あたしなんて

はやく いなくなってしまえばいい。

 

あたしがいるから お父さんは ゆっくり 休む ひまもない。

 

あたしがいるから お兄ちゃんは おともだちと あそびに いけない。

 

 

あたしが いるから

あたしが いるだけで

 

 

おとうさんも

おにいちゃんも

不幸になるんだ。

 

 

かみさま

 

どうか あたしの命と お母さんの命を かえっこ してください。

 

もう 迷惑 かけたくないよ

お父さんを 困らせたくないよ

お兄ちゃんを 傷つけたくないよ

 

もう 生きていたくないよ

 

 

 

ベッドの中で どれだけ願っても なっちの願いが かなうことは ありませんでした。

 

なっちは 役に立てないどころか 害にしかなれない 自分が 情けなくて 悔しくて。

 

そして 大切な お母さんを お父さんと みっちから うばってしまったことが かなしくて くるしくて。

 

 

でも だれも なっちを 責めないから

 

だれも なっちを 怒らないから

 

忘れないように 間違えないように なっちは 自分で 自分に 言い聞かすのでした。

 

 

「なっち。 あなたは 生きてるだけで めいわくなんだから。生まれてきたこと自体が 罪なんだから。

 

動かない足も きたない色のからだも かみさまが くれた 罰なんだ。

 

あたしなんて もっと もっと 苦しめば いいんだ」

 

 

 

そんな ある日のこと。

 

なっちたちが くらす森にも 冷たい風が ふき始めた ころ、みっちが なっちに 言いました。

 

「ごめんね なっち。 ぼく かぜ ひいたみたいなんだ。

なっちに うつったらいけないから ぼく はなれてるね」

 

そう話す みっちの顔は いつになく ぼーっとして 赤くなって いました。

 

なっちは そんなみっちに また イライラして 言いました。

 

「そんなこと 言ってないで はやく おにいちゃんの 部屋へ 行ってよ!」

 

そして はやく 休めばいい。

あたしのことなんて 気にしないで 自分の体を 大切にしたらいい。

 

なっちが こころの中で そう 思ったとき。

 

ばたん!

 

と 大きな音がして みっちが たおれました。

 

 

 

「おにいちゃん!」

 

びっくりして みっちを 見つめる なっちは お兄ちゃんに 駆け寄ることも できません。

 

「ごめん……。 だいじょうぶだよ……」

 

そう言いながら 立ち上がることも できない みっちは そのまま 床から うごきません。

 

「おにいちゃん…! おとうさん! おとうさん!」

 

なっちは 大きな声で 叫びましたが お父さんからの 返事は ありませんでした。

 

だめだ。 お父さんは まだ かえってきてない。

 

どうすれば いいんだろう。

どうすれば いいんだろう。

 

なんで こんな時でさえ あたしのからだは うごかないんだろう。

 

 

くやしくて こわくて かなしくて

なっちの ひとみからは また

なみだが ひとつぶ こぼれました。

 

 

泣いてたって なんにもできない。

あたしには なんにもできない。

 

 

でも……!

 

なっちの 視線の先には たおれたままの みっちの姿。

今まで 自分の力で 歩いたことなんて ありません。

今まで お外に出たことも ありません。

 

それでも。

 

それでも このまま 見てるだけなんて いやだ。

このまま なんにも できないなんて いやだ。

 

あたしだって お兄ちゃんを たすけたいんだ!

 

なっちは そう 強く思うと 思い切って 体をひねりました。

 

バランスを くずした なっちの からだは

ベッドから 落ちて 床に 横たわりました。

 

なっちの足は うごきません。

 

それでも なっちは 両手で なんとか床を 押して 動いていきました。

すこしずつ すこしずつ だけど なっちの からだは 大きなドアのほうへ 動いて いきました。

 

ベッドから おちた時に ぶつけた ところが 痛くて じんじん しました。

 

こんなに 使ったことのない 腕は どんどん 力をうしなって いきました。

 

 

それでも。

 

あたししか いないんだ。

あたしじゃ たすけられないんだ。

 

だれかを 呼ばなきゃ お兄ちゃんを たすけられないんだ!

 

お外の人には 見せたことのない 灰色のからだを 引きずって なっちは 大きなドアを 押しました。

 

ドアが あいた 瞬間。

 

冷たい風と 透きとおった 空が なっちを 迎えてくれました。

 

それでも ドアが 開いたところで なっちの からだは もう 限界を むかえていました。

 

「だれか……。

だれか! 助けてください!」

 

なっちは 今まで

出したことのない

大きな声で

 

必死に 助けを

呼びました。

 

なんども なんども 大きな声で 助けを 呼びました。

 

「どうしたんだい! だいじょうぶかい?!」

 

ドタドタという 足音とともに そんな声が 降ってきたのは、なっちが目を ぎゅっとつむって うつむいていた 時でした。

 

顔をあげると あった ことのない きつねの おばさんが 立っていました。

 

「おにいちゃんが……。 おにいちゃんが……」

 

なみだで ぐしゃぐしゃになった なっちの口からは なかなか うまく 言葉が でてきません。

 

「だいじょうぶだよ。 だいじょうぶ」

 

きつねのおばさんは 二回 「だいじょうぶ」を くりかえしていうと なっちの 頭を やさしく なでてくれました。

 

それから。

 

きつねのおばさんは みっちとなっちを ベッドに運んで お父さんと お医者さんを 呼んでくれました。

 

「もう だいじょうぶだよ。 よくがんばったな」

 

そんな お父さんの 言葉を さいごに なっちは 眠ってしまいました。

 

 

 

それから どれだけ 時間が 経ったことでしょう。

 

なっちが 目を覚ましたときには お父さんが 枕元に いました。

 

「おにいちゃんは?」

 

まっさきに そうきいた なっちに お父さんは やさしく ほほえんで

 

「だいじょうぶだよ。 向こうで ゆっくり ねてるよ。

なっちより 先に起きて もう ごはんも たべたよ」

 

と言いました。

 

お父さんの 言葉を聞いて なっちは こころから ほっとしました。

 

 

「なっち。 えらかったなぁ。 おまえ すごいな」

 

そんな言葉といっしょに ほおをなでてくれる お父さんの手が あたたかくて 心地よくて なっちは また なみだを 一粒 流しました。

 

それから なっちは お父さんに いろんなことを 話しました。

 

本当は いつも 自分も かなしかったこと。

本当は いつも くやしかったこと。

本当は いつも いなくなってしまいたかったこと。

 

自分のせいで お母さんが 死んでしまって 申し訳ないと 思っていたこと。

自分のせいで お父さんが 忙しくなって 申し訳ないと 思っていたこと。

自分のせいで お兄ちゃんを いやな気持にさせて 申し訳ないと 思っていたこと。

 

今まで ひとりで 抱えていた たくさんの想いを なっちは お父さんに 伝えました。

 

お父さんは なっちの話を ずっと 静かに 聞いていて くれました。

 

そして 一通り なっちが はなしきった時 お父さんは ゆっくりと 話し始めました。

 

「なあ なっち。

お母さんが いなくなってしまったこと お父さんも すごく 悲しかった。

それでも お父さんは なっちのほうが いなくなればいいと 思ったことは いちども ないよ。

 

どうやったって かなしいことが 起きてしまうことは ある。

 

だけど それを 自分のせいだ って責める必要は まったく ないんだよ」

 

なっちには お父さんの言葉が 信じられませんでした。

 

だって お母さんは あたしのせいで 死んだのに。

あたしが 悪いのに。

 

あたしが 生まれてこなければ

お母さんは 生きてたのに。

 

 

「お母さんは なっちが 生まれてきたこと 本当に 喜んでいたんだよ。

 

残念ながら お母さんは 助からなかったけど

おまえが ぶじ 生きていって くれることを

こころから 願ってた。

 

そしてね お父さんも みっちも おまえの誕生を こころから 喜んだんだよ」

なっちの 頭は まっしろになっていて 耳から聞こえてくる お父さんの声だけが そのまま 入ってきました。

 

「おまえは 迷惑しか かけられない って

言ってたけど そうじゃないんだよ。

なんにもできない って

言ってたけど そうじゃないんだよ。

 

おまえが 

生きて ここに いてくれること

 

それだけで お父さんには 生きる力に なってるんだ。

 

なっちはね 今も 今までも ずっと お父さんを 助けてくれてるんだ」

 

信じられないような お父さんの言葉でしたが

 

それでも 嘘だと 思えなくて、

 

なっちは 涙を流しながら お父さんの言葉を 聞き入れました。

 

 

それから もうひとつ お父さんが なっちに 伝えてくれたこと。

 

「もしかしたらね 間違ってたのは お父さんの ほうかもしれない。

 

なっちには もっと 力があるのに。

 

足が動かないから からだの色が違うから

なっちが 困らないように 傷つかないように って

お父さんが 勝手に なっちを 家の中で過ごさせてた。

 

でも そうじゃなかったね。

 

なっち。 

 

幸せになるのに 遠慮は いらないんだ。

 

足が動かなくても みんなと違っていても

なっちには できることが たくさんある。

 

なっちには もっと たくさんの 可能性がある。

 

もう 家の中だけで 過ごすのは やめよう。

もっと したいことに チャレンジしていこう。

 

なっちは 

もっともっと 幸せになって いいんだから」

 

 

 

なっちは お父さんの 言葉が うれしくて うれしくて

なんとも言えない 気持ちになりました。

 

「なっち。 したいことは あるかい?」

 

そう たずねられた

なっちは 自分の

こころの中を 探して

みましたが

『したいこと』は

見つかりませんでした。

 

「そうだね なっち。 これから

探していこう。

小さなことだって いいんだ。

 

ひとつ ひとつ 挑戦していこう。

 

失敗したって いいんだから。

 

まちがったっていい。

 

だいじょうぶ。 

なっちは ひとりじゃ ないんだからね」

 

お父さんが そう 話していた時 なっちの部屋の ドアがあいて みっちが 入ってきました。

 

「そうだよ。 ぼくだって いるんだから」

 

そう話す みっちの瞳も うるうると なみだが あふれていました。

 

「なっち ごめんね。 ちがうんだ。

ぼくは なっちのせいで おともだちと あそびに

いけないんじゃない。

 

ぼくが のろまで なんにも じょうずに できないか

ら おともだちと あそべないだけなんだよ」

 

あふれだした なみだを どんどん 流しながら みっちは 続けました。

 

「お母さんのことだって。 なっちのせいじゃ ないんだ。

ぼくが お母さんを 困らせたんだ。

 

わがまま言って……。 なっちが おなかにいるのに

お母さんに いっぱい わがまま 言ったんだ。

 

だから。 だから。

 

ぼくのせいで おかあさんは……」

 

 

『自分のせいで お母さんは 死んでしまったんだ』

 

そう思っていたのは なっちだけではなく みっちも でした。

 

だから みっちは わがままを 言わないように なりました。

 

自分の気持ちより まわりの気持ちを 大切にする ように なりました。

 

もっと 自分が 我慢していれば お母さんは 死ななかった。

 

だから もう 自分は 何も願ってはいけない と

 

まわりに 遠慮して 自分を 押し殺して 生きてきました。

 

 

そんな 優しい みっちを ほかの動物たちは

 

「くまのくせに 弱虫!」

「できそこないの くまだ!」

 

と 馬鹿にして はやし立てました。

 

だから みっちにとって なっちと 過ごしている 時間だけが、

 

なっちの 役に立てている時だけが

 

自分を 誇れる時間でした。

 

「ぼくは 出来損ないのくまなんだ。

ぼくは 手も足も動くのに

それでも なんにもできないんだ」

 

みっちが そう言ったとき

 

「ちがうわ!」

 

と言い切ったのは なっち でした。

 

「お兄ちゃんは とっても すばらしい くまだよ!

 

いつも 絵本を 読んでくれて

いつも お花を つんできてくれて

 

あたしに とっては 最高の お兄ちゃんだよ!」

 

 

「みっちも なっちも。 おまえらは ほんとに……」

 

ばかやろうだな と つぶやいたのは お父さんでした。

 

 

「さっきも 言ったろ?

 

かなしいことは かってに 起こるんだ。

そのたびに 自分のせいだ って 責めなくていい。

 

それから 

 

何ができるとか 何ができないとか

そんなのが おまえらの 価値じゃないんだ。

 

みっちも なっちも 『ふつうのくま』 になんか ならなくていい。

 

お父さんは 『みっち』と 『なっち』が いい。

 

みっちも なっちも 大切な宝物なんだよ。

 

お母さんと 神さまが くれた 最高の プレゼントなんだ

 

そう言って お父さんは 大きな腕を ひろげて

みっちと なっちを それぞれ 抱きしめました。

 

 

 

 

それから。

 

ときどき みっちは おともだちと 出かけるようになりました。

 

なっちは 車いすに座って お料理をつくる練習を するように なりました。

 

 

ほら。

今日も みっちとなっちの 家からは おいしそうな においが 流れてきます。

 

「いただきます」

 

三つの声が 重なって 楽しい食事が 始まります。

 

「今度 きつねおばさんが みんなで あそびにおいで って。 みんなで 行こうか」

 

そう お父さんが 尋ねれば

 

「うん! 楽しみだね。 ぼく きれいな花を つんで 花束を つくっていくよ」

 

と みっちが こたえます。

 

「あたしは お菓子を つくって もっていくわ。

この前 きつねおばさんに おしえてもらったのよ」

 

と なっちが こたえます。

 

 

「きつねおばさん ったら おかしいのよ。

頼られるのが うれしいんですって。

 

あたしが 教えてもらってるのに

おばさんが 『ありがとう』 って 言うのよ。

 

『ありがとう』は あたしが 言う言葉 なのに」

 

なっちが 笑うと

 

「ぼく その気持ち わかるなぁ。

だれかの 役に立てる って うれしいもの。

 

なっちは まわりを うれしくする 天才だね!」

 

そう言って みっちも 笑います。

 

みっちと なっち には お母さんが いません。

みっちは 勉強も 運動も 苦手です。

なっちは 足が 動きません。

お父さんは 今日も いそがしく はたらいています。

 

それでも。 ううん 『それだから』

 

 

3びきは とっても 幸せです。

 

作者あとがき

 

「なんで、私じゃなくて、父が死んでしまったんだろう。

父じゃなくて、私が死ねば、お母さんもお姉ちゃんも、もっと幸せだったのに。

もっとみんなの役に立ててたのに」

 

12歳の時に父を亡くして以来、よくそんなことを考えてたような気がします。

 

根っこにあるのは、「なんの役にも立てない」ていう『無価値感』と、むしろ「迷惑をかけるばかり」の『罪悪感』だったように思います。

 

そんな無価値感と罪悪感を根底にしてるから、未だに、頑張って頑張って頑張って頑張って、なんとか人の役に立たないと存在しちゃいけないって強迫観念に怯えたり、「また迷惑かけた」「また失敗した」て罪悪感に押しつぶされそうになったりすることもあります。

 

それから。

 

なんだかんだで、この世界は「何が出来るのか」ていう能力によって差別されることもあって、良くも悪くも「ふつう」と違う事については、嫉妬や批判の的になるから。

だから、極力目立たず、息を殺して、自分を殺して、出来るだけ「ふつう」の範囲で、人の役に立てるように…って、無駄な努力をしてきました。

 

出来損ないの私には、なかなか「ふつう」がうまく出来なくて、日々失敗も重ねていくしか出来なくて。

誰よりも、私を責めてるのは私自身で、「幸せ恐怖症」でもありました。

少し良いことがあると、それは次にそれを失って傷付くための前提だと思ってたから、良いことを良いことだなんて思えなくて、良いことは怖いことだった。

 

それでも。

少しずついろんな経験を繰り返して。

少しずついろんな人から教えてもらって。

 

世界は自分が思ってたより、ずいぶん優しいのかもしれない、て気付け始めた。

 

だから。

 

今度は、私が伝えたくて。

 

ねぇ、一人で頑張らなくてもいいよ。

迷惑、かけてもいい。 「助けて」て、言ってみよう?

 

能力の優劣で、遠慮なんてしなくていい。

病気だから

障害があるから

人に迷惑かけて生きてるから

って

「幸せになっちゃいけない」とか、自分に課さなくてもいい。

 

遠慮なんていらない。

一つずつ、「私を大切にすること」をやっていこう?

大きな夢なんて、描けなくていいから。

失敗してもいいから。

間違ってもいいから。

 

もっと、自由に生きていいんだよ?

「ふつう」なんて、はじめからない枠に自分を閉じ込めないで。

 

あなたの生き方は、あなたが決めていい。

 

だいじょうぶ。

だいじょうぶ。

 

きつねおばさんの言葉は、みんなに伝えたかったこと。

私が私に伝えたかったこと。

 

あなたの存在価値は、そんなもんじゃない。

罪悪感で塗り固めて、見えなくしなくていい。

 

だいじょうぶ。

だいじょうぶ。

 

ふつうじゃなくても

迷惑かけても

うまく出来なくても

 

生きていこうね

 

一緒に。

 

そんな想いをいっぱい詰めて、このお話を書きました。

少しでも何か感じてもらえたら嬉しいです。

 

 

作者:田中 美奈子(みなっち)

使命を生きる筆文字アート講師塾 1期生

LINE@:https://line.me/R/ti/p/%40udg6975m

お絵かき書道家えつこ

この物語は、「自分の人生で伝えたいことを物語にする」ための「ライフストーリー制作ワークショップ」で作成した絵本です。

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