夫が開業を応援してくれない!そのために大切な4つのこと
この記事の目次
好きなことを仕事にしたい!もし、夫に反対されたら…
こんにちは!今日は、講師を目指す生徒さんに、よくいただく相談のひとつをご紹介します。
開業を目指す人から、
「夫に応援してもらうためには、どうしたらいいか?」
というご相談をときどきいただくことがあります。
好きなことを仕事にしたい!と、奥様が自営業に一歩踏み出したとき。
もし、夫に反対されたら…?
どうすればいいのでしょうか。
反対されて当たり前、からスタートしましょう!
もし、夫に反対されたら。
「もう!!なんで反対するのよ!!」
と、腹が立つと思います。すごく分かりますよ(笑)
そんなときは、まずこう考えてください。
もし、あなたの旦那様が、突然、
”オレ、プロ野球選手になる!!”と言い出したら、どうしますか?
はあっ!?
って思いませんか?(笑)
コイツ何言い出した!?
って思いますよね(笑)
そうなんです‥‥
奥さんの起業宣言は、夫のプロ野球転向宣言とほぼ同じです。
旦那様も会社員だった場合、「自営業なんてできるわけない」と思っている人が大半ですから。
「もう夢見る年でもないでしょうよ…」と諭してくるはずです。
夫が野球選手になりたい、と言い出したら、そう思いますよね?(笑)
だから、夫に応援されたい、と思ったら。
夫が「野球選手になりたい」と言い出したときに、どんな夫だったら、応援できるかを考えてみればいいんです。
ちなみに私なら…
- 家でも毎日素振り(日々努力している)
- 会社でも草野球チームに所属(すでに似ていることを行動をしている)
- 社会人チームでは負けなし(客観的に分かる結果を出している)
- なぜ野球選手になりたいのか伝えられる(情熱が見える)
- もしプロになれなかった場合と、引退後どうするかのビジョンがある(リスク管理)
これを考えているか気にしますね。
そして更にもうひとつ。
もし、夫が野球選手になったら、家族は幸せか?
まで考えていないと、応援できませんね(笑)
では、これを「書道教室で自営業をする」に置き換えてみましょう。
夫に自営業を応援してもらうためにすること
1)日々、努力している姿をみせる
書道教室を開く場合は、当然「書道」について努力している姿と。
自営業の世界に飛び込むわけですから、「自分でお金を稼ぐ」ために努力できるのかどうか、も見られます。
例えば家計簿をつけていないとか、現状でお金の管理が苦手…な場合、まず、反対される可能性はあがります(笑)
ちなみに私もコレでした(笑)
まぁ絶対反対されるわけではないですが、うちの場合も「お金はちゃんとしてね!!」と怒られましたよ。
2)お試しでやってみて、自営業をしている姿を相手に想像させる
例えば、野球を全くしたことがない夫が「野球選手になる!」と言ったら、必ず反対しますよね。
子どもの習い事と一緒で、
「それ、本当にできるの?やってみたら”なんか違う…”ってならない?」と疑ってしまうわけです。
だから書道教室をやるなら、
一度も作品を売ったことがないとか、人前に出たことがないとか、人に教えたことなんてない…
「書道の先生をしている姿」を、夫が想像できないと、反対するわけです。
例えば、もし「昔バイトで塾講師をしてた」という人が、何か講師業を始める、となったら、そこまで反対しないはずです。「できそうだな」という想像がつくからです。
なので、最初は無料でもいいですから、
「友達に教えてって言われたから教えてみたら、すごく喜んでくれたわよ~」とか、
「ボランティアで施設で教えたら好評だったわよ~」とか、
「友だちに、書いてって頼まれるのよ~」とか、
「試しにフリマで売ってみたら、売れたのよ~!」とか。
「お試しでやってみる」
「そしてその結果を見せる」
ことが大事です。
特に男性は、「客観的評価」「数字」を求めます。
奥さんが、「私の作品いいでしょ!?」と言っても、評価しませんが、他の人があなたの作品を褒めている、認めている、と分かれば、「へぇ~」と評価してくれたりします(笑)
3)リスク管理も考えているところを見せる
なぜ反対するかって、「失敗したときのリスク」があるからです。
自営業は、売り上げが保証されていない世界。
とくに、もし、あなたが共働きで、家系の支出と収入がギリギリだったら、(そもそも把握してるかも大事ね)あなたの収入がもしゼロになったら死活問題ですよね。そういう家庭の場合は、「お金」が原因で反対されることが多いでしょう。
「売上が〇カ月までゼロで耐えられるか?」
「〇カ月目から、どのくらいの売上をたてることが目標なのか?」
そこまでちゃんと考えているよ~!!と提示すれば、
「こいつ、ちゃんと考えているんだぁな」ということが伝わります。
例えば、月8万円くらいの収入であなたがパート(扶養内)をしているとします。
そうしたら、それをしながら、月5万円くらい、筆文字作品を販売して、もし稼げるようになっていたら。
「パート辞めて、この2倍筆文字の仕事をしたほうが、10万円くらいの稼ぎになりそうかも」
と言えば、「え、そうなの?じゃあそのほうがいいね」となるかもしれません。
ただし、この項目は、夫の収入で食べていけてる…という場合はそこまで重要ではないことも。
その場合は次の項目のほうが大事です。
4)奥さんが自営業をすると家族が得することを実感させる
夫が反対する理由は、失敗したときのリスクと、もうひとつ。
例え成功したとしても、家族にメリットがなければ反対する
のが当然です。
例えば、夫が野球選手になる例でいうと、
- 家でも毎日素振り(日々努力している)
- 会社でも草野球チームに所属(すでに似ていることを行動をしている)
- 社会人チームでは負けなし(客観的に分かる結果を出している)
- なぜ野球選手になりたいのか伝えられる(情熱が見える)
- もしプロになれなかった場合と、引退後どうするかのビジョンがある(リスク管理)
これらが全部、できていたとしても。
この人、
野球選手になったら
家庭を犠牲にするだろうなー
と思ったら、応援できないと思いませんか?(笑)
好きなことをしているあなたは、ご機嫌。
家族にも優しくなれる。
働く時間は減って、入ってくるお金は増える。
「自分が幸せになるために、好きなことを仕事にしたい」
だけど、
それだけでは、家族は応援してくれません。
そこには「あなた」の幸せしか見えないからです。
想像してください。
「俺は本当に野球が大好きなんだ。朝から晩まで、野球のことが考えていれたら幸せなんだ。きっと今より機嫌よく過ごせるとおもう。そうしたら君にもきっといいことがあるよ。」
こう言われて、あなたは素直に夫を応援したくなるでしょうか?(なる人もいると思いますけどね笑)
「え、あなた、自分のことばっかりじゃない?家族のことは考えているわけ?」
と思いませんか?
しかも、夫が高校時代、甲子園に行った輝かしい経験や、過去に諦めた苦しい経験があって…とかならばまだわかりますが、夫が野球を始めたのは、ここ最近…長くともここ数年のことです。
(あなたが開業したいと思ったときに、今までどのくらいそれに取り組んできて、実績出しているか?と同じことになるので、それを当てはめてみてね)
「家族を幸せにするためにも、この仕事がしたいんだ」
が、伝わり、かつ、そこに納得できるだけの理屈が必要です。
応援されるかどうかは、シンプルな2原則
ここまで色々書きましたが、要約すると
応援されるかどうかって、
「応援することで
夫(家族)にメリットがあり、
デメリットがあったとしても、
それが夫の許容範囲である」
状態にすることが大事です。
あなたの夫が、あなたが開業にすることで、
1)何をデメリットと感じているか
2)どんなメリットだったら喜ぶか
か、話し合うことが第一歩です。
これは、旦那様の性格や、家庭環境によって、違ってくるはずです。
夫が何を感じているかを、
夫の気持ちになって考える、話し合う。
応援してもらうには、これしかないのです。
夫に感謝の気持ちを伝えよう
私も今回まとめてみて、
色々できてなーい!!と反省しました。
うちの夫はよく応援してくださってます…(笑)
ちなみに、夫が私を応援してくれる理由は…
会社員時代の私は、
- 夫よりも遅く帰ってくるほど深夜残業
- なのに、夫よりも全然給料が安い
状態でした。
「もし子供が生まれたら、今の仕事を続けるのは難しいだろう。もっと家にいてほしい。自営業なら、時間に自由が効く。」
「今の職種で稼げるお給料は上限が知れているので、それなら自営業のほうがチャンスがある」
と思ったので、
2年間の自営業チャレンジ期間を私にくれたそうです(笑)
「2年で結果が出なかったら会社員に戻ってね~」というのが、最初の約束でした。
それから、私は会社員時代、WEBの仕事をしていたので、集客的なこともできるだろうという安心もあったそうです。
なので、今日の記事は、私の所見というより、夫の意見を参考にしました。
さすが、男性のついてくるところは、女性には苦手なところが多い!!
でも、だからこそ、夫婦ってペアなんだな、と思うのです。
そんな旦那様に感謝の気持ちを伝えつづけることが、応援してもらうためには大事なことだと思います。
この記事を読んで、「なるほど…夫の反対する気持ちが何か分かったわ…」と思ってもらえたら嬉しいなと思います。
ぜひ感想コメントくださいね。
もし今現在、すでに反対されている!という方がいたら、
「ごめんなさい。あなたが反対するのも最もだわ。だって私には、こういう視点が欠けてたものね。考えが浅はかだったわ。今すぐじゃなくて、〇年後を見据えて、ちょっとずつ準備していこうと思うの。だから今回みたいに、あなたのアドバイスを聞いて、私の考えが足りないところを直していくわね。」
…と言えたら最高です。難しいかな?(笑)
開業を目指す皆さん、頑張りましょ~!!
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