4月のお話~卯月の由来~
4月になりました!
4月は旧暦で「卯月(うづき)」と言いますね。
この「卯」って何か、ご存知ですか?
卯月(うづき)の「う」とは?
「卯(う)」と言えば、そう、「ウサギ」!
「うさぎ」って十五夜があるので、なんとなーく「秋」のイメージだったんですよね。
なのになぜ4月が「うさぎ」なのかな?と…。
広辞苑オンラインによると…。
この月になると卯の花が盛りになるので「卯の花月」といったのが、詰まって「卯月」となったとか、「う月」は「植月{うつき}」の意で、イネの種を植える月の意をもつ、というなどの説がある。
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「卯の花」が咲くから
だそうです。
ん…。
卯の花…???
て、コレ????
私、卯の花大好きです(笑)
なぜこれが四月…!?
と思ったら、そもそもおからの「卯の花」は、
おからが「卯の花」に似ているから、という由来だったそうです。
そ、そうだったのか…!!
知らなかった…!!
卯の花ってどんな花?
卯の花が咲く木を「ウツギ」というそうです♪
白くて小さい花がたくさん密集して咲くので、なるほど「おから」に…
似てるか…?(笑)
スッキリしたところで「卯月」をテーマにお絵かきしてみました。
せっかくだからウサギちゃんも♪
ん?でもそういえば…
「ウツギ」は、なんで「卯」なんだろう…?
と思って調べたら、
ウツギは枝を折ると中が空洞だから、「空木(うつぎ)」だそうです。
…
ウサギ、関係ない…!!!
ことだまで「うづき」を紐解く
さて、わたくし、命名言霊学協会認定の「ことだま師(R)」でもあるので、「ひらがな50音」の意味から、「うづき」を考えてみたいと思います♪
ひらがな「う」の意味
4月は”始まり”の月。
(う)まれる(生・産)の意味で、うづき、という説もあるそうです。
ことだま的にも「う」はまさに「うまれる・うみだす」を意味する言葉です。
4月は新学期、新学年が始まる年ですね。
自分が何かを「生み出す」ときでもあるし、
新しい友人、新しい環境、やる気、期待…
いろんな感情が勝手に「うまれる」時期でもあるということですね。
「う」の時期に大切なこと
いろんなことが「生まれる」4月ですが、大切なことがあります。
それは「熟らせるか、膿ませるか」ということ。
「熟(う)れる」は、その名の通り「熟す」という意味で、良い意味で熟成すること。
新しいことを学び、吸収し、「自分の中にしっかり落とし込もう」と意識することで、美味しく「熟れさせる」ことができます。
一方、「膿む」は腐ってしまうこと。
「発酵」と「腐敗」の違いと、同じですね。
結局、この違いをシンプルに言うと、
「結果として生まれたものが、役に立つものか、立たないものか」
これに尽きます(笑)
要は、
1)新しく吸収したことを、自分の中で熟れさせて、良いものとして外に出すか
2)新しく吸収したものを、外に出さず、自分の中で腐らせるか
このことに気をつけましょうね、というのが、「う」のポイントです。
いや~、日本語って、深いですね…
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