だから、他人に合わせなくていい。
高校のマラソン大会のこと。
友達と、「一緒に走ろうね」という約束をして、スタートを切った。
最初は一緒に走っていた友達が、一人、また一人いなくなる。
「信用してはいけない言葉」の代表として揶揄されることもある冒頭の言葉だが、私はそれが心地よかった。
一緒に走ろうね、は、
「スタートを共にしようね」「ゴールで会おうね」
ということであって、「同じ瞬間にゴールする」ことではない。
自分のペースで走るから、気持ち良い。
全力を出せるから、気持ちいい。
それが分かるから、置いていってくれてかまわない。
自分がどれだけ走れるのか。それを知るためだけに走る。
そういう背中だから追いかけたくなるのだ。
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