感情を抑圧してはいけない本当の理由
今日は、お絵かき書道セラピスト育成クラス第一回目の、「禁止感情と向き合う」セラピーのレポートです♪
この記事の目次
××しちゃいけない…と思っていること、ありますか?
オンラインでスタートした「お絵かき書道セラピスト育成クラス」。
第一回目のテーマは「禁止感情と向き合う」ワークをしました。
「禁止感情」とは、自分が「感じてはいけない!」もしくは「表現してはいけない!」と思っている感情のこと。
例えば、こんな感情があります
「イライラしちゃいけない」「不機嫌になる自分が嫌い」「落ち込みやすいのが嫌…」
そんな風に、「この感情はNO!」って思っちゃっているものを、見つけるワークです。
禁止感情って…禁止にしたままで、いいんじゃないの…??できれば怒りたくないですよ…
…だと思いますよね!
ところがどっこい、ダメなんです(笑)
「禁止感情」がダメな理由
感情を禁止してしまう原因は、過去に、
「その感情を表現したことで、誰かを傷つけた」
「誰かに、その感情を表現されたことで、傷ついた」
このどちらかが多いです。
例えば、子供のころ、怒りを抑えられなくて友達を失った、とか、泣いたせいで親を困らせた…とか。
はたまた、よく怒る親が怖くて、あんな風にはならないぞ、と決めたとか…。
でもね、これ、「感情」そのものは、問題ないんです。
自分の自尊心や大切なものを傷つけられたときは、怒っていいし、大切なものを失ったときは、悲しんでいいじゃないですか。
それで自分が傷ついたり、誰かを傷つけたと思ったときは、「感情が悪かったのではないんです。
「表現方法が未熟だった」だけ。
感情は、「自分が何を望んでいるか」教えてくれる、とても大切なもの。
私たちは、感情を抑え込むことではなく、「感情の表現方法について学ぶこと」が必要なんです。
怒りは、あなたの「理想」を教えてくれます。
悲しみは、あなたが何を愛しているか、教えてくれます。
嫉妬は、本当はあなたが望んでいること、教えてくれます。
「感情」そのものを否定してしまうと、「欲求」にも気づけなくなってしまうんです。
勘違いしている方も多いんですけど、「ハッピー気分だけ味わえる人生」は、どんなセラピーを受けても実現しません(笑)
感情が湧くときは、自分の欲求に気づくチャンス!なんですね。
えぇっ!じゃあ、怒ったり落ち込んだりって、一生続くんですか!?
いつか、何事にも動じない自分になりたかったんですけど…
そうね…「自分の抑えた欲求」に気づかせるために、感情が起きているから…。
隠れた欲求に素早く気が付いて、自分で満たせるようになると、感情に振り回されにくくはなるよね!
感情の奥にある「本音」に気づくには
私は普段、他人に怒ることはあまりないのですが、身内にはわりと怒ってしまうほうです。そういう方って多いんじゃないでしょうか(笑)
これは、他人よりも身内に対してのほうが「期待」が大きいからですよね。
「親なら~」「夫なら~」「…もっとこうしてよ!」
そんな期待が、怒りに変わります。
でも!
ここで
「あぁだめだめ、怒っちゃ…」
「なんでこんなイライラしちゃんだろう…そんな自分がイヤ…」
と、怒りを抑えつけても、怒りは消えてくれません。
「怒り」は、あなたに「自分の欲求はこれだよ!」と教えてくれているもの。
例えばそう…
「もっと大事にしてほしい」
「一人の時間を持たせてほしい」
「助けてほしい」
「気にかけてほしい」
「かまってほしい」
などなど…。
欲求があるからこそ、感情は湧き上がってきているから。
感情と向き合う第一段階は、「感情の奥にある”欲求”は何なのか?」に気づくことです。
そして、第二段階が、「その欲求を満たす」ことです。
禁止感情と本当の欲求に気づくためのワーク
お絵かき書道セラピスト育成クラスの第一回では、禁止感情と、その奥の欲求に気づくための「アニマル・エモーション・セラピー」を皆さんに実践してもらいました!
・なぜ、その感情を禁止するようになってしまったのか?
・その感情の奥になる「欲求」は何だったのか?
・自分の感情だけではなく、他人の「感情」と「欲求」を想像する
そんなことを振り返るのですが、「動物」の例えを使うことで、辛くなりすぎず、客観的に振り返ることができるセラピーワークです。
アニマル・エモーション・セラピー感想
感情は出していい…出したほうがいい
過去の感情には、蓋をして、考えないようにしてきました。でも、今回のワークのおかげで、相手の気持ちも自分の気持ちも、俯瞰して、第三者的に見ることができました!感情を抑えるのが当たり前になっていたけど、自分の欲求に気づくためには大事なことなんですね。
ずっと昔から持っていたトラウマが解放されて気が楽に…
昔のトラウマで、ずっと縮こまっていた自分がいたことに気が付きました。
でも今回、そのときの自分の感情、相手の気持ちを目線を上げて考えることができました。
そうしたら、相手も悪意はなかったし、そんなに深い意味もなかったんじゃないか…と気持ちが変わりました。
そのときの経験で、感情は出さないほうがいいやと、決めていたのですが、そんなことする必要なかったんだ!と気が付いて、今すごく気持ちが楽になりました。
相手の気持ちが理解できるようになった
(最初のワークの説明の)「過去の記憶は変換できる」ことに驚きました。自分だけじゃなくて、相手の気持ちも深堀して考えたことで、多観点を持てるようになったと思います。自分が思っていたことがすべてじゃなかったんだなと。
普段は、あんまり感情を出さないほうなんですけど、この場では自分の気持ちを言えたのが嬉しかったです。
隠したい感情と向き合えた
受ける前は、自分を知ることが不安で、隠したい自分がいました。
このセラピーでは、自分を動物に例えて客観視する、というやり方は目から鱗でした!そのほうが、自分の気持ちを出しやすかったです。
隠したい感情も、顔や態度に出ちゃってたとは思うんですが、「本当はどうしたいのから」は逃げちゃってた気がします。そこから逃げないで、日常に活かせるワークでした。
動物に例えるとわかりやすいです!自分をよく知れた!
今まで感情を見て見ぬふりしていたり、無視しているところがありましたが、感情のさらに奥を見るクセをつけていけば、自分の喜怒哀楽と上手に付き合っていけるんですね。そして、喜怒哀楽って、何があっても生きている証拠だなと思えました。
一回目の講座でここまで深く色んなことが話せたことが、驚きでした。
相手の愛情に気が付けた
ワークの中で、自分のことだけではなくて、相手が何を求めていたのかを考えることによって、自分の勝手な思い込みに気が付けました。
言われた言葉で自分が傷つけられたと思っていたけど、相手も、私を責めるつもりではなくて、心配とか、愛情からの言葉だったんだなと思えました。
今後の人間関係の中でも、勝手な自分の思い込みではなく、素直な気持ちで相手の言葉を受けられるようになれそうです。
もっと寛容な自分になれそう
些細な言葉で、イライラしたり、煮詰まったりすることがあったけど、今回のワークを受けて、もっと言葉を寛容に受け止められるようになりそうです。そのほうが自分自身が楽になれそうだなと。自分が楽にならなきゃダメですね!
ありのままで自分で、したいことに気が付いた
自分を深堀することってあんまりやったことなかったんですが、実は幼少期にめっちゃトラウマあるやん!と気が付いてしまいました。
自由でいいじゃん、世間の常識にとらわれなくていいじゃんと思っている自分と、そこに乗っかったほうが楽じゃん、という自分がいて。
今回、私は自分をチーターに例えたんですが、それは、本当は思い切り走りたい!という気持ちの現れ。今の自分のままでいいやん!そのまんまで自由にビューンと走ろう!と思えました。
人を動物を例えると、自分のことも人のことも、客観的に、優しくみられるような気がします!
辛い気持ちになりすぎず、自分の感情を浄化できるのが「アニマル・エモーション・セラピー」の良いところです♪
お絵かき書道セルフセラピー講座の中でも開催予定なので、お楽しみに!
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