小さなことで落ち込んでしまった自分を責めたくなったら

小さいことで落ち込む？落ち込まない？

先日、こんな相談を受けました。

私自身が昔はかなり落ち込みやすいタイプだったので、すごくよく分かります（笑）

この記事を読んでくれているあなたは、どうでしょうか？

でもね、先に…

『本当に些細なことで悩んでいる人はいない』

という結論から、言っておきましょう（笑）

「些細なことで落ち込む」のは〇〇のせい！？

私も昔は些細なことでクヨクヨ落ち込むタイプでした（笑）

昼間、どんなに楽し気に人といても…

夜になったら一人で落ち込んで、

そしてそれが当たり前すぎて、

「世の中の人、９０％が、夜になったら一人で暗く落ち込んで、死にたい気分になっている」

と思っていました。

夜ってそういうもんだ、と。

どんだけ根暗やねん（笑）

とはいえ最近は、落ち込むことはほとんどなくなりました。

それで分かったことがあります。

小さいことで落ち込むときってね。

その「小さなこと」に落ち込んでいるんじゃないんです。

もともとあった「大きな落ち込み」を、

小さなことで思い出しているだけなんです。

もともとの「自己否定」を思い出させるトリガー

例えば同じ出来事が起きても、落ち込まない人がいますよね。

これって「もともとの自己認識」がすごく関係しています。

例えば、「好きな人にメッセージを送ったが返ってこない」という出来事があったとしましょう。

Aさんの場合

で、終わりです。

ところが…

Bさんの場合

Bさんはその後、海よりも深く落ち込んでいきました…

Aさんの場合は、自己認識がフツウ（フラット）な状態で、

Bさんの自己認識はもともと、

って思っているんです。

落ち込んでいる人って、たいてい、「自分に悪口」言いまくってます（笑）

もともとの自己認識が、「否定」スタートなんです。

でも、それに気づいてません。

それがわけわからない「落ち込み」の正体です。

• 私は人に嫌われやすい
• 私は人の役に立たない
• 私は邪魔者だ
• 私はめんどくさい

とか、まぁもろもろそういう感じです（笑）

落ち込みやすい人って普段からこういう感じの

悪口を、無意識に、自分に言い続けている

んです。

だから、些細な出来事が「トリガー」となって、自分への「悪口」が、意識下にあがってくるんですね。

だから、一番やっちゃいけないのが、

って、することです（笑）

あなたは小さいことで落ち込んでいるんじゃないんです。

「もともと落ち込んでいたことを、思い出した」

だけなのです（笑）

落ち込んだときのオススメワーク

落ち込んだときって、「自己認識」に気づくチャンスです。

「どうせ私なんて〇〇…」の、〇〇の部分に、思いつく限りのことを書き出してみてください。

• どうせ私は人に嫌われるんだよね、だって性格悪いもん
• どうせ、根本的に冷たいしさ、一人がお似合いだよね
• どうせ失敗したら、誰にも見向きもされなくなるよ…

こんな感じでグチグチグチグチ書き続けてください（笑）

どんどん気分が悪くなってきたり

なんか腹がたってきたり

悲しくなってきたり

するかもしれません。

でも書き続けてください。

「もう思いつかない！」というくらいまで書いたら、声に出して読んでみます。

自分の大切な人に言うつもりで。

そこに書かれている言葉は

普段意識してなかっただけで、

無意識に

自分に言い続けている言葉です。

その言葉、他人に、同じように、言えますか？

言えないでしょ～～～～！！

めーーーーーーーっちゃ怖いでしょ～～～～～～！！！

ひどいでしょう～～～～～～～～～～～～！！！

他人にしないような意地悪を、私たちは平気で自分にしてるんだな。

だから自分で、自分を好きになれないのです。

自分に悪口を言い続けながら自分を好きになるって、ムリなのです。

これだけ悪口を言い続けてきたんだから、仲直りするの大変だよ。

土下座したってなかなか許してくれないよ、多分（笑）

ですから！

自分自身に！

誠心誠意、謝りましょう！！

謝り方にも、いくつかご用意させていただきました。

イケメン風に謝る

ごめんな…本当にごめん…

おれ…そんな風にお前が傷ついてるなんて知らなくて…

もう、絶対、傷つけるようなこと、言わないから！

※お好きなイケメンボイスでお楽しみください。私的好みは竹内涼真（ビューネくん）。

イイ女風に謝る

ごめんなさい…私がバカだったわ…

こんなに近くに一番大切な人がいたのに…私ったら…うっ…

もう、絶対、傷つけるようなこと、言わないわ。

約束する…。

※お好きな女優モードでお楽しみください。個人的には仲間由紀恵。

王子様風に謝る

参ったな…泣かないでくれよ、ベイベー。

ぼかぁ君のことが本当は大好きなんだよ。

傷つけるつもりなんてなかったんだよ。

君にかまってほしかったから、ちょっとキツイ言葉を言ってしまったんだよ。

許してくれたまえよ。

※お好きなプリンセスモードでお楽しみください。

孫悟空風に謝る

オラ知らなかったぞ～！ワッリーワッリー！

※お好きな野沢雅子でお楽しみください。

大切なのは「自分に謝る」こと

だいぶふざけ…いや、これ大真面目ですよ！！

本当に大事なことなんです。

まとめると、

落ち込んだら、

自分に対して

「ごめんなさーーーーーーーーーい！！！」

です。

落ち込む出来事があったときは、

『自分に対して言ってきた”悪口”に気が付いて、自分と仲直りするチャンス』

です。

1. 自分に言っている悪口をちゃんと認識する
2. 認識したら、これまでの非礼を誠心誠意、お詫びする

たいていの落ち込みさんは「２」をしてませんね。

自分自身への「ごめんなさい」の手紙

自分でできないよ～…という人のために（笑）

私が書いた「自分へのごめんなさいへの手紙」です。

落ち込んだ時はコレを読んでみてね。（自分で真似して書いてみるのも効果的！）

私への手紙

わたしへ

こんにちは。

こうして手紙を書くのは初めてですね。

私はずっと、あなたが失敗したときは、あなたを責めてきました。

「なんでそんなことができないの？」とののしり、「他のみんなはできてるじゃない！」と人と比べ、「だから嫌いなのよ！あんたなんて！」と、切り捨ててきました。

あなたではない、他の人を羨んで、

「どうしてあの人みたいじゃないの？」と、あなたを否定してきましたね。

そして、たまに、うまくいことがあっても、あなたを褒めたり、認めることはありませんでしたね。

褒めたらきっと、調子にのって失敗する。

周りの人に嫌われる。

いいことなんて続かない。

他にももっとできる人はいる。

そんなことで喜んでたら、恥ずかしいよ。

自分だけが幸せになろうなんて思うなよ。

そうやって、あなたを、たしなめてきました。

あなたは、素直に喜ぶこともできず、私に言い返すこともできず、ただ黙っていましたね。

きっと、窮屈だったでしょう。

私は、長い間、あなたを、私自身を、苦しめてきたことに…

まったく気づかずに、ここまで来てしまいました。

本当は、失敗したとき、「これぐらい大丈夫だよ。また頑張ろうね」と、慰めてほしかったよね。

「失敗しないことが、あなたの価値じゃないよ。あなたの魅力は、私が一番わかってるよ。」と、認めてほしかったよね。

良いことがあったら、素直に喜びを噛みしめて、誰かと、分かち合いたかったよね。

周りの目ばかり気にして、一番、大切なあなたに、したいことをさせてあげられなかったのは、他でもない、私でしたね。

本当にごめんなさい。

失敗したり、落ち込んだりするあなたのことを、私は嫌いなんかじゃありません。

嫌いだったのは、こうしてあなたを責め続けてきた、責めることしかしなかった、私自身でした。

もう、あなたを責めません。

どうか許してください。

私は、あなたが大好きです。